2015/06/17

【2015 NY】「大雑把」がカッコイイ

時折、「森さんのイラストレーションはNYっぽい」と言われることがあります。

私自身、英語も得意ではないし、結局計5年あまりしかNYには
滞在していなかったので、NYにすごい影響を受けてきたという意識も毛頭なく、
「一体どういう部分がそう思われたのかなあ」と、長年考えていたことでもありました。
(実際留学当時は、「日本っぽい(日本文化、漫画、アニメ)絵だね」
と、散々いわれていた。これについてはまた別の機会にお話できたらと思います)

それで最近ちょっとわかってきたのは、私のイラストレーションに対して
他によく言われる評価で「ラフ」「抜け感」というのがあるのですが、
それを指して言われてるのではないか、ということ。

というのは、NYに到着して翌日土曜、早速予期せぬできごとの洗礼があったのです。
住んでいたときもよくあるある話だったのですが、
ホームで待てど待てど地下鉄がいっこうに来ない。
しばらく待った後、ようやくホームの柱にある張り紙を見て気付いたのです。
「週末は工事のためこの駅に電車は停まりませんのよ、以下代行の電車……(省略)」
とな。

……(過去の思い出を噛み締めながら)あった、あったこういうこと。
地下鉄が工事中で週末だけ不規則な運転をすることがあるんです。
おかげで目的地に行くのに倍時間がかかるという。

とか、

次の日曜時差ボケで朝10時頃うつろうつろしてたら
突然「ガガガガ!!」と上の階の人が内装工事(リノベ)始めてたり。
家にいられんので外出。

とか、

まだまだ思い出せば出てくるんですけど、
私がQueensのJackson Heightsという地区に住んでいたとき
ここはインド人、メキシコ人の大きなコミュニティーがあるエリアだったのですが
平日どうにか学校の宿題を乗り切って、土曜日気持ち良く寝ていた朝、突然
「♪♫♬〜!!!」
と、地下から爆音でメキシカン歌謡曲が流れてきたり。
「何事!!??」と、心臓バクバクで飛び起きたり。
原因は地下にランドリーがあって、そこの掃除当番の人が
掃除をするためのBGMだったんですね〜。

など、

とにかくここでは予期せぬいろんなことが出てくるのが日常でした。
多分、様々な文化や価値観を持った人たちが集まって来ているから
いろんなことが収拾つかないというか、でもとりあえず収拾つかせているというか。
簡単にいうと、すべてのことが(日本の生活に比べ)大雑把にすまれている。

もし、私のイラストレーションがNYっぽいというのであれば、
多分こういう「ラフ」な生活状況を経験してきた影響が大きいのではないかな。
「ラフ」「抜け感」=「大雑把」「中途半端」

とはいえ、この「大雑把加減」が私はNYをかっこよく見せているミソでもあるし、
私が大好きなNYのポイントでもあるので、
もし私の予想が当たっていたら、個人的に大変嬉しいことです。

細かく見ると、突っ込みどころも満載だけど、あまりこだわりなく
自分の良いところも悪いところもありのままを見せてる感じが
NYが「自由」で「かっこいい」と思わされるところなんだろう。うん。

New York City on my mind
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